歴史・年中行事

阿弥陀寺の歴史

由緒

現存する最も古い資料によると、天正12年(1584年)正親町天皇の世に現久留米市草野町にあり、当時は極楽山誓願寺という名前だったようです。

ある時、国内に大病が流行し多くの庶民がその病に罹り苦しみました。
この状況に胸を痛めた草野城主は、密かに誓願寺に籠り、僧侶と共に一心に本尊阿弥陀如来に祈願したところ、庶民の病は忽ちに癒えました。
城主は多いに悦び、それ以降は誓願寺を草野氏の祈願寺としました。

草野氏の加護を受けた誓願寺は境内廣深にして、堂于も美しく日夜参詣者が絶えず、多いに栄えました。

しかしながら、九州兵乱で龍造寺氏に攻め込まれた折、堂于は悉く焼き払われ草むらとなってしまいました・・・

 

飛阿弥陀

ある日、一人の老婆が寺の焼け跡を歩いていると、古い梅の木の梢が何やら黄色い雲に覆われているのを見つけました。
近づいて見てみると、頂に宝冠を現し百宝の蓮華に乗った阿弥陀如来像でした。

一目で誓願寺のご本尊であることを覚った老婆は、沐浴再拝して尊堂を建てて安置しました。
村人達も多いに悦び、皆が香華を手向ける処となっていましたが、ある日突然、筑前下座郡烏木村の桜の木に飛び移られました。
この村でも同様に村人達は多いに悦び、尊堂を建てて安置しました。

これ以降、この尊像は『飛阿弥陀』と称されるようになりました。
従来の病気平癒に加えて、様々な心願成就の霊験は地元に繁栄をもたらし、広く近隣羨望の的となっていきました。

 

数々の転座を繰り返した町のお寺


飛阿弥陀の霊験、地元の繁栄が広く近隣に知られるようになってからは、各地で飛阿弥陀の誘致運動が展開され、その結果、飛阿弥陀は各地の堂于を転々とすることとなります。

大正初期には、田主丸町にて誘致熱が高まり、町民一丸となっての積極的な運動が効を奏し現在地に永久的に遷座することとなりました。

その後は、田主丸町内を始め朝倉、八女、久留米、日田など近隣各地より飛阿弥陀の霊光を慕いて参詣者が集まりました。

現在でも、“病を飛ばす” “無事に辿り着く” “落ちない”ということで、飛阿弥陀に因んだ病気平癒、金神方除け、旅行安全、合格祈願などのお参りがされています。

加えて、子供の成長祈願、交通安全など様々な祈願のお参りで多くの人が訪れ、町の祈願寺として広く信仰を集めています。

 

名物行事精霊流し

田主丸町転座後に始められた“流灌頂精霊灯籠流し”は町の名物行事として現在も盛大に続けられています。

町内外から多くの人々が訪れ、ご先祖様の精霊船を寺前の雲雀川に流し、浄土への御見送りをされています。

阿弥陀寺ゆるキャラご紹介

照陽(しょうよう)さん

秘仏本尊飛び阿弥陀如来の化身。
頭に桜と梅の花飾りを着け、蓮の台座に乗る。
背中には羽があり、何時でも何処へでも駆けつけてくれる。
太陽のような笑顔と後光で悩み苦しむ人々の心を照らし、苦(思い通りにならないこと)に対して、どう向き合えば良いかの智慧を授けてくれる。

こころちゃん

飛び阿弥陀如来に仕える童子の化身。
照陽さんと同じく、背中には羽があり、人々の悩みや願いを阿弥陀様に届けてくれる。
ほんわかとした笑顔と人懐っこい性格のせいか、なんでも悩みを話せてしまう。
いつの間にか、苦しみを除いて楽を与えてくれている(慈悲を授かっている)

年中行事

1月16日 初縁日厄除け星祭護摩供

ご本尊飛び阿弥陀如来の初縁日に合わせ『秘法飛阿弥陀護摩供』を奉修し、『厄除け星祭』並びに『年間特別祈願』を御祈祷致します。
『厄除け星祭』は、お一人お一人の当年属星を御加持した『星牘』を授与致します。
『年間特別祈願』は、受験・安産・商売繁昌など、それぞれの願意に応じた御牘・御守を授与し、初縁日以降も一年間御祈祷していきます。
その他にも、交通安全・金神八方除け・大黒天御幣など初縁日にちなんだ御祈祷授与物がございます。
ご希望の方には、ご案内を郵送致します。コチラからお知らせください。

3月下旬 春季大祭 子護り祈願・採燈大護摩供火渡り法要

新生活に備えての祈願祭

心願円成祈祷の「採燈大護摩供火渡り」並びに発育円満息災加護の「大般若 子護り祈願 」、「地獄絵図 絵解き法話」を行います。

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採燈大護摩供火渡り

外道場本尊阿弥陀如来、不動明王、毘沙門天の御宝前にて厳修。お願い事が書かれた護摩木を燃やし、さらに裸足で炭の上を渡ることで心願円成を祈願致します。

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大般若 子護り祈願

入学、進学進級にあたり、お子様の発育健全、無病息災、学業成就の祈願と御加持を致します。ランドセルやカバン、制服などをお持ちいただければ併せて御加持致します。※特別祈願の肌守り授与

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絵解き法話

「地獄絵図」を面白おかしく解説しながら、地獄界の様子を子供から大人までわかりやすくご法話致します。

子護りの動画となります。音声はミュートしておりますので、再生時コントローラーで音声をオンにすると音が聞こえます。

動画を再生
8月16日 盆会大祭 流灌頂精霊灯籠流し

田主丸移転後、始まった阿弥陀寺最大の行事です。お盆に帰ってこられたご先祖様に対しての御供養と「極楽浄土」への送りの儀式で、施主の皆様によって上げられた精霊船、灯籠を本堂での施餓鬼法要にて供養した後、寺前の雲雀川に流します。同時に、橋の上では僧侶方の読経による先祖供養も執り行われます。「極楽浄土」は、遥か西の彼方に阿弥陀如来様が作られた仏国土です。真西に流れる雲雀川を舞台に、華やかに飾られた精霊船や灯籠が、先祖供養の橋を潜り、読経の声に後押しされながら流れていく景色を見ておりますと、各家のご先祖様が安らかに極楽へ帰っていかれているような気持ちになります。

毎月16日 月例護摩祈願

毎月16日 午前10時より月例護摩供を勤修しております。

本尊阿弥陀如来の御縁日にあわせて、皆様の諸願成就・仏縁結縁を祈願致します。
どなたでも参加できますので、どうぞお参りください。

祈願例:身体健全、家内安全、交通安全、病気平癒、受験合格、安産成就、開運厄除、商売繁昌   等々 
※ご来寺できない方の祈願につきましては、写真と肌着をご持参ください。護摩の炎で御加持致します。
※正月は初縁日大祭になりますので午後1時から奉修致します。

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